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「聖闘士星矢」などの人気漫画で知られる漫画家の車田正美さんが、東京地裁に提訴したというニュースが報じられました。
結論から言うと、被害総額は46億8000万円にのぼり、車田さんはこのうち未回収分の28億8600万円について、元マネージャーだった男性らに損害賠償を求めています。
この記事では、被害の内訳や発覚の経緯、車田さん本人のコメントを、報道をもとに整理します。
- 車田正美さんが提訴した被害総額と請求額の内訳
- 横領が発覚したきっかけ
- 元マネージャーだった男性の手口
- 車田正美さん本人の記者会見でのコメント
- 車田正美さんの経歴と代表作
- 刑事責任が問われる可能性はあるのか
車田正美が46億円横領被害を提訴!何があった?
車田正美さんは2026年9月2日、東京都内で記者会見を開きました。
自身が代表取締役を務める「車田プロダクション」など3社の資金が、元マネージャーだった男性らによって無断で流用されていたと明らかにしました。
同日、車田さんの側は東京地裁に損害賠償請求訴訟を起こしています。
被害に遭ったとされるのは、車田さんが代表取締役を務める著作権管理会社「車田プロダクション」を含む3社です。
いずれも車田さんの作品や著作権を扱う会社であり、長年の創作活動を支えてきた大切な事業基盤といえます。
この提訴は共同通信や時事通信、テレビ朝日系(ANN)など複数の報道機関で伝えられており、多くの人がニュースで目にした形です。
「聖闘士星矢」は世代を超えて愛されてきた作品だけに、作者本人の身に起きた出来事として大きな関心を集めています。
車田さんの代表作である聖闘士星矢は、今も根強い人気を誇るシリーズです。気になる方はコミックをチェックしてみてください。
被害総額46億8000万円、 請求額28億8600万円になった理由
車田さん側の説明によると、被害は2018年から2024年にかけて発生し、総額は46億8000万円にのぼるとされています。
このうち約18億円はすでに弁済(返還)されており、残る約28億8600万円について、今回の訴訟で損害賠償を求めた形です。
被害額と請求額に差があるのは、一部がすでに回収済みであるためです。
被害期間は2018年ごろから2024年2月ごろまでの約6年間にわたるとされ、決して短い期間ではありません。
- 被害総額:46億8000万円(2018〜2024年)
- 弁済(返還)済み:約18億円
- 訴訟での請求額:約28億8600万円
なお、報道によって「28億円」「46億円」など異なる金額が見出しに使われているため、混乱した方もいるかもしれません。
これは、被害の全体額(46億8000万円)を伝える報道と、訴訟で実際に請求している金額(28億8600万円)を伝える報道とで、見出しに使う数字が異なっているためです。
どちらも誤りではなく、同じ事件の異なる側面を指している数字だと理解しておくとわかりやすいでしょう。
発覚のきっかけと元マネージャーの手口
横領が発覚したのは2024年2月ごろ、東京国税局からの指摘がきっかけだったと報じられています。
東京国税局は法人の税務調査を通じて資金の流れを確認する権限を持っており、今回も税務調査の過程で不自然な資金移動が浮かび上がったとみられます。
2018年ごろから続いていたとされる資金の流用が、6年近く表面化しなかったことになります。
訴状によると、元マネージャーだった男性は3社の取締役として、経理や取引先との交渉など事務作業全般を統括する立場にありました。
この立場を利用し、車田さんの会社名義の口座から、自身が支配する複数の別会社へ無断で資金を送金していたほか、取引先から支払われるライセンス料の振込先を、自身が支配する別会社の口座に変更させていたとされています。
本来であれば車田さんの会社に入るはずのライセンス料が、知らないうちに別会社へ流れる仕組みが作られていたことになります。
資金の一部は暗号資産(仮想通貨)への投資に充てられ、発覚を避けるために関連会社を装った会社を秘密裏に設立していたとも報じられています。
外部から見ると正規の取引先のように装われていたため、長期間にわたって不正が見抜かれにくい状況だったとみられます。
この横領には元マネージャーの男性を含め、計7人が関与していたとされています。
男性は弁明として「先生のためを思ってやった」と述べたと伝えられています。
ただし、この弁明が事実関係と整合するかどうかは、今後の裁判で争われることになるとみられます。
車田正美本人のコメント
記者会見で車田さんは、発覚当時について「信じられなかった」と振り返りました。
私利私欲のために信じていたものを平気で裏切る人間がいるのだなと、どうしようもないやるせない思いだ
記者会見では、このように当時の心境を語っています。長年信頼していたスタッフによる行為だったことから、心情的な負担も大きかったとみられます。
車田正美のプロフィールと代表作
- 年齢:72歳
- 生年月日:1953年12月6日(東京都出身)
- デビュー:1974年「スケ番あらし」
- 掲載誌:週刊少年ジャンプ
- 代表作:リングにかけろ、風魔の小次郎、男坂、聖闘士星矢
車田正美さんは1953年12月6日生まれ、東京都出身です。
1974年に「スケ番あらし」で週刊少年ジャンプからデビューし、以後半世紀にわたって同誌を中心に作品を発表してきました。
ボクシング漫画「リングにかけろ」をはじめ、「風魔の小次郎」「男坂」など男同士の戦いを描いた作品を次々にヒットさせ、1980年代後半に連載された「聖闘士星矢」でさらに大きな人気を獲得しました。
聖闘士星矢はアニメ化もされ、国内だけでなく海外でも高い評価を受けている代表作です。
大胆なコマ運びとクローズアップ、迫力あるアクションシーンは車田作品ならではの持ち味として知られています。
刑事責任は?今後の裁判の見通し
今回東京地裁に起こされたのは、あくまで民事の損害賠償請求訴訟です。
元マネージャーの男性らに刑事告訴をしているかどうかについては、現時点で公表されていません。
一般に、会社の経理などの業務で預かっている金銭を無断で流用する行為は、刑法上の「業務上横領罪」にあたる可能性がある行為とされています。
ただし、今回のケースで刑事責任が実際に問われるかどうかは、捜査機関の判断を待つ必要があり、現段階では確認できませんでした。
裁判では、被告側がどのような主張をするのか、そして約28億8600万円の請求が認められるかどうかが今後の焦点になりそうです。
まとめ
今回のニュースをまとめると、車田正美さんは元マネージャーだった男性らによる46億8000万円の横領被害を受け、未回収分の28億8600万円について東京地裁に損害賠償を求めて提訴しました。
- 被害総額は46億8000万円、請求額は28億8600万円
- 発覚は2024年2月、東京国税局の指摘がきっかけ
- 元マネージャーの男性を含め7人が関与
- 車田さんは「やるせない思い」と心境を語った
今後の裁判の行方や、被告側の主張については、続報が待たれます。
「聖闘士星矢」「リングにかけろ」などのファンにとっても気になる話題だけに、公式発表や続報があり次第、改めて情報を確認しておきたいところです。