ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸さんの専属通訳として活躍している園田芳大さん。
2025年のワールドシリーズでは、MVPに輝いた山本投手を陰で支える“縁の下の力持ち”として大きな注目を集めました。
実は園田芳大さん、元はハリウッド映画の照明技師として20年以上キャリアを積んできたという異色の経歴の持ち主。
さらに大学時代は柔道部で関西3位に輝いた実力者でもあります。
今回は、そんな園田芳大さんの学歴・経歴・そして通訳への転身エピソードを詳しくご紹介します。
園田芳大wiki①学歴:九州学院高校→龍谷大学。大学時代は柔道で関西3位

引用元:スポーツ報知
●名前 園田芳大(そのだよしひろ)
●生年月日 1977年12月23日生まれ ※2025年現在47歳
●出身地 熊本県
●出身校 九州学院高等学校 龍谷大学(柔道部、86kg級で関西3位)
●前職 映画照明エンジニア
熊本出身の園田芳大さんは、小学校までは野球を経験しましたが、高校からは柔道一筋。
大学卒業後はアメリカに渡り、映画業界で20年以上活躍。
柔道で培った集中力や粘り強さは、異なる業界での挑戦にも活きています。
園田芳大wiki②経歴:ハリウッド映画の照明エンジニアとして活躍

引用元:九州学院HP
龍谷大学卒業後、園田芳大さんはアメリカへ渡り、2003年からニューヨークを拠点に映画の照明エンジニアとして活躍。
ハリウッド映画『メン・イン・ブラック』などの制作にも携わり、チームワークと英語力を磨きました。
映画業界での経験が、後の野球界での挑戦にも生きることになります。
園田芳大wiki③通訳転身のきっかけ

引用元:熊本日日新聞
2023年5月、映画業界の大規模ストライキで撮影が止まり、少し時間ができた園田芳大さんは大好きな野球観戦を楽しむことに。
その中で偶然、大谷翔平投手と千賀滉大投手の対決を観戦している自分がテレビに映るハプニングがありました。
後日、その映像を見返した際に、山本由伸選手の代理人事務所「ワッサーマン・メディア・グループ」が通訳を募集していることを知り、オーディションに応募。
5回の面接を経て、見事に専属通訳に抜てきされることとなりました。
園田芳大wiki④山本由伸の専属通訳としてメジャーで奮闘
46歳でドジャースに新天地を求めた園田芳大さん。
しかし、バッテリーキャンプ2日目で早くも試練が訪れます。
・プロレベルの野球の知識が浅かった
・戦術面の理解が追いつかない。
・専門用語を初めて知ることも多々あった
これらの理由から
「自分が通訳では選手のためにならない。僕じゃない方がいいのではないか」
と悩み、球団スタッフに胸中を明かすも、球団は「ミスは私たちにあった」と誠実に認めたうえで、
と、背中を押してくれました。
そもそも園田芳大さんが通訳に挑戦するきっかけは偶然の連続でした。
のちに、本人もこう振り返っています。
「試合観戦に来ていなかったら、テレビにも映ってないし、関連動画も見ていないですし、去年、ここ(シティフィールド)に来てなかったら、絶対に募集広告も見てなかったんです」
引用元:日刊スポーツ
園田芳大wiki⑤通訳としての奮闘と日常のエピソード
ドジャースでの通訳生活は、毎日が学びの連続で、英語力だけでなく、野球知識や戦術理解も求められるため、園田さんはキャンプ後も居残りで猛勉強。
・メジャーのコーチ陣やデータ分析チームから戦術を学ぶ
・他の日本人通訳の中継や表現方法を研究
・登板日には対戦チームの情報をノートにまとめる
園田芳大さんさんは忙しい遠征中でも効率的に動くため、周囲が驚くほどの「早食い」で食事を済ませることもあります。
さらに勝負ごとにはゲン担ぎも欠かさず、2025年のワールドシリーズではレーザービームを放つウサギが描かれた勝負パンツを着用したとか。
真剣さとユーモアを兼ね備えた日常の小さな習慣も、園田芳大さんの魅力のひとつです。
園田芳大wiki⑥妻はアメリカ人?実家はテキサス州
園田芳大さんは既婚者で、妻の実家はアメリカ・テキサス州だそうです。
名前など詳細は公にされていませんが、園田芳大さんが20年以上アメリカで生活してきた中で出会い、長年にわたって支え合ってきた方なのかもしれませんね。
園田芳大wiki⑦手羽先69本完食!“通訳界の早食いチャンピオン”
ドジャースのキャンプで行われた手羽先早食いコンテストで、69本を完食した園田芳大さん。
大谷翔平選手も「ヒロさん!」と即答するほどのチーム内人気ぶりだったそうです。
真面目な通訳の顔だけでなく、ユーモアと大食いスキルを兼ね備えた園芳大田さんは、チームのムードメーカーでもあります。
通訳という枠を超え、山本由伸選手から絶大な信頼を受ける園田芳大さん。
早食いのエピソードに表れるユーモアも魅力で、メジャーの舞台での活躍を一層引き立てています。
二人の強い絆から今後も目が離せません。